内臓脂肪型肥満は、内蔵の周りに脂肪が溜まってしまうタイプの肥満のことだ。
この肥満は、もう一つの皮下脂肪型肥満とは異なり、様々な生活習慣病の原因になってしまう。

内臓脂肪型肥満をそのままにすると、どのような症状があるのだろうか。
また、内臓脂肪型肥満を減らす、予防するにはどうしたら良いのか。
以下にまとめてみた。

mission1 : 内臓脂肪型肥満とは?内臓脂肪型肥満を調査せよ!

肥満には二種類ある!注意が必要なのは内臓脂肪

肥満には「内臓脂肪型」と「皮下脂肪型」の二種類がある。

内臓脂肪は内蔵の周りにつく脂肪のことだ。
比較的、男性や中高年の人がなりやすいタイプの肥満だ。
また、お酒やお菓子、脂っこい食べ物が好きな人は、内臓脂肪型肥満になりやすいとされていま。

皮下脂肪は皮膚の下に溜まる脂肪のことです。
こちらは、女性が多くなりがちですね。

皮下脂肪は元々は体を守るためにつくものなので、そこから更なる病気に発展することはありません。

内臓脂肪型肥満は生活習慣病の温床

皮下脂肪が病気にはつながらない一方、内蔵脂肪型肥満には注意が必要です。
内臓脂肪型肥満は、

  • 高血圧
  • 高血糖
  • 高脂血症(脂質異常症)

といった生活習慣病につながりやすいとされている。

内臓脂肪型肥満な上、上の3つの生活習慣病のうち2つが発生すると、メタボリックシンドロームだと診断される。
メタボリックシンドロームは、放っておくと命の危険までつながる、怖い症状だ。

内臓脂肪型肥満は、メタボリックシンドロームへの第一歩なのだ。

りんご型肥満と洋梨型肥満

内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満では、太り方に大きく違いがある。

内臓脂肪型肥満は骨格の中に収められた内蔵に脂肪がつく。
そのため、お腹周りだけがポッコリと出ていることが特徴だ。
他の部位はスッキリしているため、軽度の人はあまり目立たない。

皮下脂肪型肥満は、皮膚の下に脂肪がついている状態だ。
下半身に集中して脂肪が溜まっていることが多く、目に見えて太っている。

自分がどちらの肥満なのか気になる方は、是非参考にして欲しい。

内蔵脂肪型肥満かどうか調べる方法

それでは、一体どの基準からが肥満になってしまうのだろうか。
確認の方法は以下のようなものがある。

体型から判断

上の方でも述べた通り、内蔵脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満は、体型で大きく違いがある。
そのため、お腹だけがポッコリ出ている人は内臓脂肪型肥満、下半身は太っている人は皮下脂肪型肥満、という風に判断出来る。

自分がどちらの肥満なのか不安な人は、まずは自分の体型を確認してみよう。

実際にウェストを測ってみる

内臓脂肪型肥満の人は、見た目では分かりづらい「隠れ肥満」である可能性もある。
その場合、ウェストを測ってみるとよりはっきりと判断出来る。

へそ部分のウェストが

  • 男性で85cm以上
  • 女性で90cm以上

であった場合、内臓脂肪型肥満である可能性が高くなるのだ。

どうしても知りたい場合は、病院でCT検査を

病院でCT検査を受けると、はっきりとした結果を得ることが出来る。
検査の結果、内臓脂肪の内臓脂肪の面積が 100cm を超える場合、内臓脂肪型肥満だ。

内臓脂肪型肥満のリスク

内蔵脂肪型肥満が進行すると、以下のような生活習慣病にかかる可能性がある。

  • 高血圧
  • 高血糖
  • 脂肪異常症(高脂血症)

内臓脂肪型肥満で、かつ上の3つの生活習慣病のうち2つにかかると、メタボリックシンドロームと診断される。

高血圧

高血圧は、血管が硬くなったり、血糖値が高くなったりした結果、血圧が高くなる生活習慣病のことだ。
血管が硬くなると、いわゆる動脈硬化が進行しているため、心筋梗塞や狭心症にかかりやすくなる。

高血糖

高血糖は、文字通り血液内の糖分が多くなってしまう生活習慣病だ。

後述するインスリン抵抗性という病気が大きな原因で起こる。
高血糖をそのままにしておくと、糖尿病となり、様々な合併症が発生してしまう。

インスリン抵抗性

インスリン抵抗性は、血管内に中性脂肪が増えたとき、中性脂肪が生成するアディポサイトカインが大量発生することによって生じる。
アディポサイトカインは、インスリンの働きに影響を与えるため、アディポサイトカインが多いとインスリンが機能しなくなってしまうのだ。

インスリンは血液の糖分をエネルギーに変換する機能がある。
しかし、インスリンが働かないと血液中の糖分が分解されないため、血液中の糖分がどんどん増えてしまうのだ。
その結果、高血糖になり、糖尿病などの病気につながっていく。

インスリン抵抗性は、高血糖の他にも以下のような生活習慣病の原因となる。

  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • 痛風
  • 冠動脈疾患(心筋梗塞)・狭心症
  • 脳梗塞
  • 脂肪肝

このように、インスリン抵抗性は様々な生活習慣病の引き金となる。
また、これらの生活習慣病は、相互作用的にどんどん併発していく。
そのため、このうちの1つでも発症したのなら、十分に注意し、しっかりした対処が必要なのだ。

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症(高脂血症)は血管内の中性脂肪やコレステロールが多すぎる状態のことを指す。
高血圧などの生活習慣病と合わせて発病しやすく、それぞれの症状が軽かったとしても、動脈硬化がどんどん加速する原因となる。

動脈硬化は心筋梗塞や脳卒中といった重い病気につながっていく。
生活習慣病にかかった時点で、この「脂質異常症などの生活習慣病→動脈硬化→心筋梗塞」といった連鎖を断ち切らなければならない。

肥満解消のために

内臓脂肪型肥満は、内臓脂肪が多いタイプの肥満だ。

この内臓脂肪は、脂っぽい食事や運動不足によって溜まりやすいと言われている。
そのため、この2つの元を絶つことが、内臓脂肪型肥満の解消に一番効果的だ。

また、内臓脂肪は皮下脂肪に比べて代謝が良いため、比較的簡単に燃焼することが出来る。
食事制限と積極的な運動を続けることによって、内臓脂肪型肥満は解消されていく。

食事によって得たエネルギーと、運動によって消費するエネルギーのバランスをとることが大切だ。