最近、脂肪肝対策として、漢方薬を上手に使って体質改善をするのが注目され始めた。

漢方薬で脂肪肝を改善することはできる。
防風通聖散田七人参といった漢方薬がオススメだ。

ただ、漢方薬で脂肪肝を治すというよりは、脂肪が溜まりやすくなった「体を変える」「肥満を改善する」ことが目的だ。
体質改善によって、脂肪肝も改善しやすい体にするという改善方法になる。

では、具体的にどんな漢方薬が脂肪肝に効果があるのか、見ていきたい。

脂肪肝とは?

脂肪肝とは、肝臓に脂肪がつくことではない。
肝臓の内部に脂肪がたまっていき、肝臓の30%以上に脂肪がたまっている状態のことだ。

肥満の人が必ずしも脂肪肝というわけではないが、脂肪肝である確率は高いだろう。

脂肪肝の原因や種類など、詳しいことは次の記事で紹介している。

肥満が脂肪肝の原因になる

昔は、脂肪肝の原因はアルコール・・・と言われていた。
ところが、近年の研究では、肥満も脂肪肝の原因になることが明らかになっている。

肥満になると、「インスリン抵抗性」と呼ばれる状態になり、血液中の糖分が体内の細胞に中性脂肪として取り込まれる機能が落ちてしまう。
これによって、肝臓に脂肪が蓄積しやすくなってしまい、脂肪肝になるのだ。

肥満解消は、脂肪肝の改善にとっても大切だということ。
メタボのときは、本当に気をつけないとならない。

脂肪肝を改善するのに、漢方がどう効果があるの?

漢方薬は、脂肪肝を治すのではなく、脂肪がたまりやすい体質の改善をするのが目的

漢方薬によって、脂肪がたまりやすい体質を改善し、体脂肪を落として肥満を解消する。
肥満を解消することで、インスリン抵抗性を改善し、肝臓に脂肪がたまりにくい体質へと変えていく。
結果的に、漢方が脂肪肝に対して効果的に働くというわけだ。

肥満の改善に効果的な漢方は?

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

防風通聖散には、以下のような状態の人に効果があると言われている。

  • 食欲過多
  • のぼせ
  • 便秘
  • 太鼓腹
  • 蕁麻疹・湿疹

脂肪肝は、主に過栄養、肥満によるタイプの人が多い
防風通聖散は、脂肪肝の人が改善したいのにうってつけの漢方というわけだ。

ただし、漢方薬は副作用が出ることがある。
体力のない人や、胃腸の調子が悪い人や、発汗が多い人は使用しないようにした方が良い。
また、心臓病、高血圧など循環器系に病気がある人は、お医者さんに相談するようにしてほしい。

大柴胡湯(だいさいことう)

大柴胡湯は便秘気味で、血圧が高くて、肩こりや頭痛、胃炎、肥満の人に効果がある。

また、メンタルケアの効果があることもポイント。
最近ストレスが溜まりがちで、イライラしたり、怒りっぽくなったりしがちな人は、大柴胡湯がオススメだ。

ただし、虚弱な人や体力が落ちている時は使用しないで欲しい。
あるいは、妊婦や持病がある人は、使用前に必ず医師に相談してから使用するようにして欲しいのだ。

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

桃核承気湯は、便秘がちな人や、足腰が冷えてしまうような人に効果がある。

また、頭痛や肩こり、胃炎、肥満、のぼせがひどい人などにも効果がある。

「桃核承気湯」は、漢方の代表的な駆瘀血剤(くおけつざい)だ。

瘀血(おけつ)とは、微少血管の血流がわるくなって停滞することを言う。
「血の道」が良くないこと一緒なのだ。

頭痛、肩こり、めまい、以外にも女性は月経困難症だけではなく、産後の精神的不安にもこの桃核承気湯を使うこともあるらしい。

田七人参(でんしちにんじん)

田七人参は、糖尿病や高血圧、痛風、高脂血症、婦人病、更年期障害、貧血などがある人に効果があると言われている。

田七人参には、たくさんの成分が含まれているので、肥満の人にもオススメだ。
その中でもサポニンは、血液循環を良くしたり、高血糖を改善したり、肝機能や免疫力を高めたりする力が強い

しかし、本物の田七人参を食べるのはオススメできない(おいしくないので・・・)。
田七人参を摂りたい場合は、「白井田七」というサプリがオススメなのだ。

良かったら、試してみて欲しい。