高血圧と診断されて、禁煙を勧められても中々実行できないものだ。
それと同時に、喫煙を続けていたら今後もっと体が辛くならないかな、と思っている自分もいるのではないだろうか?

”タバコは百害あっても一利なし”と言われているくらいだ。
高血圧で喫煙を続けていると、いつかは体に影響が起こることは何となく分かっている。
でも、その体への影響が、いつ来るのかはわからない・・・。

不安を感じながら日々を暮らすより、もっと明るく開放的に暮らしたい。
喫煙が高血圧にどう影響してくるのか、みてみよう。

喫煙は血圧を上昇させる?

タバコを吸うと一次的でも高血圧状態が続く

喫煙は、高血圧の原因と思われることもしばしばあるが、必ずしもそうだとは言い切れない。

しかし1本タバコを吸うと、収縮期血圧(最高血圧)が110mgから130mmHgに上昇すると言われている。
10~20㎜Hgほどの血圧上昇状態が、約15分程は続くのだ。

時間を空けずにタバコを吸う本数が増えれば、血圧上昇状態が続く状態になるというわけだ。

タバコの成分のニコチンや一酸化炭素は高血圧に影響する

タバコは、4000種類の化学物質で出来ている。
その中でもニコチン、タール、一酸化炭素は三悪と言われているものだ。

高血圧の人がタバコを吸うと、ニコチンが血液の中に入り血管を収縮する。
それに、煙草によって体内の一酸化炭素が増えると、全身が酸欠状態になっていく。
心臓は少しでも新鮮な血液を送ろうと必死に働く

喫煙することは、細くなった血管に多量な血液が流れるので、血圧が上昇するというロジックなのだ。

高血圧の人の朝タバコは特に要注意!

血圧は、一般的に朝6時頃~9時頃までが、上昇する時間帯と言われている。

ただでさえも上昇している血圧が朝にタバコを吸うと、30~50mmHgも上昇する。

早朝高血圧と診断されていない人の2~3倍の血圧数値がでるようだ。

高血圧の人は、朝タバコをすると大変なことになる。
朝はなるべくタバコを控えるようにしよう。

WHOが高血圧の人の禁煙を推奨!

世界保健機構(WHO)と国際高血圧学会、日本高血圧学会などは、高血圧の治療指針を出している。
その中でも、高血圧の人の禁煙を推奨しているようだ。

高血圧の人が禁煙することで、血圧の下降の効果があると言われている。

また、高血圧の人が喫煙すると、血圧上昇になっているだけではない。
脈拍数や動脈硬化などにも影響を及ぼしているからなんだ。

脈拍数が変わったり、動脈硬化になったりすると様々な病気になる可能性が高くなる。
なので、高血圧の人が禁煙することを推奨しているのだ。

高血圧の人が禁煙する方法は、自己流と禁煙外来などの利用

自己流の禁煙方法で禁断症状が出た時は?

自分なりの禁煙方法は、禁煙を始めた頃、軽い禁断症状が出る場合もあるようだ。

軽い禁断症状で口寂しい場合は、ガムを噛んだり、水やお茶を飲んだりして気を紛らすこと。
そして、集中力が保てない時や眠さ、だるさには、ストレッチや軽い運動、昼寝や深呼吸などがオススメ。

禁断症状の中でも、咳や痰がふえたり便秘や食欲増進になったりすることもある。
その場合は、うがいや水分の補給、ヨーグルトやこんにゃく料理、野菜料理を沢山食べて解決する方法もあるようだ。

また、頭痛やめまいなどがおきた場合は、安静にして横になるのが一番。

メンタルの面では、喪失感や虚脱感を感じたら、禁煙支援のサイトに参加したり、喫煙依存症のグループに参加したりしてお互い励まし合うことで、乗り越えやすくなるのも良いかもしれない。

高血圧の人の禁煙に禁煙外来やクリニックの利用

禁煙によって、メンタルが落ち込むことや1人で始めることに不安がある人は、禁煙外来や禁煙クリニックでカウンセリングを受ける方法もある。

禁煙外来では、チャンピックスという新しい薬剤を使っての治療も行っている。
効果は高く、禁煙に成功している人も多いようだ。

また、最近では薬局・薬店でニコチンガムやニコチンパッチを使って禁断症状を緩和する方法もあるな。
ニコレッドとか、印象的なCMをやっているので、記憶にある人もいるだろう。

ただ、禁煙をするのにストイックになりすぎると、タバコを止めることができない場合も多い。
あまり神経質にならないことも煙草を止めるには重要だ。