健康診断で血圧が高いと診断されてしまうと、やっぱり不安になりますよね。
実際のところ、血圧の正常値や、高血圧と診断されてしまう基準値はどこからなのでしょうか。

今回は、そのような血圧の数値についてまとめました。

>>目次
はじめに.診断時だけ高血圧!?白衣高血圧に注意
1.血圧とは
2.高血圧になるとどのようなことが起きるのか
3.血圧の正常値はどれくらいなのか?

診断時だけ高血圧!?白衣高血圧に注意

Fotolia_36370156_XS

血圧の基準値について話す前に、「白衣高血圧」という症状について触れておきます。

普段は正常値なのに、健康診断の時だけ高い血圧値が出てしまったことはありませんか?
そのような状態は、もしかすると高血圧ではなく、白衣高血圧という緊張からくる症状かもしれません。

白衣高血圧は、「実際には血圧は正常であるにもかかわらず、白衣の人を前にした緊張から、普段よりも血圧が高くなってしまうこと」を言います。
これは実際には高血圧ではないため、不安になる必要はありません。

しかし、白衣高血圧は日ごろから血圧を測る習慣がない限り、気が付くことはできません。
そのため、家でも血圧測定器を使って、毎日血圧を測ることが大切なのです。

目次へ戻る

1.血圧とは

血圧は、「血液を送り出す力」

さて、白衣高血圧ではなく、本当に高血圧だった人は、「血圧とはなんなのか、血圧の基準値はなんなのか?」ということも確認しておきましょう。

血圧は、心臓が血液を送り出す時の、血液を押し流す圧力の強さのことを指します。
この力によって、血液が全身へと巡っていきます。

最高血圧と最低血圧

Fotolia_112687893_XS

血圧を測定する基準値には2種類あり、「最高血圧」「最低血圧」に分かれています。

最高血圧とは、別名収縮期血圧とも言い、心臓が縮んで血液を押し流している時の血圧のことです。
この時血圧は一番高くなるため、最高血圧と呼ばれています。

一方、最低血圧は、心臓が広がって、静脈血を心臓に取り込んでいるときの血圧のことを指します。
拡張期血圧とも呼ばれていますね。
ほぼ血を押し流さないので、この時血圧は一番低くなります。

健康診断における血圧というのは、この2つの数値を使って、受診者の健康状態を測定しています。

目次へ戻る

2.高血圧になるとどのようなことが起きるのか

高血圧は、自覚することが難しく、健康診断などによって測定しない限り発見するのは難しい病気です。
それなのに、放置したままにしていると、様々な生活習慣病や、合併症につながってしまうのです。

高血圧によって引き起こされる生活習慣病には、大きなもので動脈硬化が挙げられます。
動脈硬化は、高血圧を促進するだけでなく、他の様々な生活習慣病も加速度的に併発させてしまいます。

このように、高血圧から、動脈硬化、動脈硬化から、その他の生活習慣病、といったように、芋づる式に病気が増えていってしまうのが、高血圧の恐ろしいところですね。

高血圧は、最終的には脳梗塞や心不全といった、簡単に死に至る病気にもつながっていってしまいます。
そのため、日ごろから血圧を測り、早いうちに高血圧に気づけることが大切なのです。

目次へ戻る

3.血圧の正常値はどれくらいなのか?

それでは、実際血圧の基準値はどれくらいなのでしょうか。
また、どの数値から、高血圧と診断されてしまうのでしょうか。

以下の表は、血圧のレベルを判断するものです。

血圧のレベル 最高血圧 / 最低血圧
至適血圧 120(mmHg)未満 かつ 80(mmHg)未満
正常血圧 130未満 かつ 85未満
正常高値血圧(基準値) 130~139 または 85~89
Ⅰ度高血圧 140~159 または 90~99
Ⅱ度高血圧 169~179 または 100~109
Ⅲ度高血圧(重症高血圧) 180以上 または 110以上
(孤立性)収縮期高血圧 140以上 かつ 90未満

正常値は最高血圧130未満&最低血圧85未満、では高血圧症は・・・?

オレンジの文字の「正常血圧」と、「Ⅰ度高血圧」に注目してください。
この二つの数値が、血圧のレベルを判断する、いわゆる「基準値」になります。

「正常血圧」にある「最高血圧が130mmHg未満かつ、最低血圧が85mmHg未満」という数値が、血圧の基準値になります。
この数値の範囲内に収まっていれば、血圧に関して問題はありません。

一方、「Ⅰ度高血圧」の「最高血圧が140~159㎜Hg、または最低血圧が90~99mmHg」という数値になると高血圧と診断されてしまいます。

ちなみに、「Ⅰ度高血圧」より上のⅡ度高血圧、Ⅲ度高血圧になってしまうと、同じ高血圧症の中でも、降圧剤による治療や、Ⅲ度では入院による治療が必要になってしまう段階です。

最高血圧が130、最低血圧が85を超えると、メタボ判定の基準に!

Fotolia_49697964_XS

では、その間の、ピンクの帯になっている「正常高値血圧」(最高血圧130以上または最低血圧85以上)はどうなるのでしょうか?

実は、この部分が「メタボリックシンドローム」の判定基準になるゾーンになります。

高血圧症ではないものの、正常値よりは少し高め・・・この段階で、しっかりと対応を取ることが、高血圧症を防ぎ、連鎖的に他の病気を併発することを防ぐことができるのです。

目次へ戻る